前回のレポから大分と間が空いてしまいましたが10月12日~13日に行った大山・蒜山
キャンプ二日目の大山一周のレポです。
朝6時に起床、朝食の支度を始めます。
流石にこの時期になると高原キャンプの早朝は冷え込んで来ました。
外で調理するにはちょっと寒かったのでテントにすっ込んだままでの朝食ですA^^;
メニューは至って簡単、茹でたサラスパにパスタソースを掛けるだけ・・・
後は食後のホットコーヒーさえあればそれだけで十分です^^;
夏の終わりから秋の早朝にかけては朝露で木の葉や草の葉の上には水滴が溜まり太陽の
光を受けてキラキラと輝いています。
これから冬になるとそれが霜となり今度は真っ白な銀世界に変わっていくんですね。
さて朝食が終われば、さっさとテントを片付けて大山一周に向かいます。
コースは予告編でも紹介している通り島根県サイクリング協会が毎年主催している
サイクルイベント「ツール・ド・大山」を周回するつもりです。
大山町にある博労座駐車場がスタート&ゴール地点で大山を一周する約80キロ、標高差
約800mのアップダウンが激しい山岳コースになっています。
ツール・ド・大山
正確に言うと私が走ったのは上記コースとはちょっと違って県道30号線の香取展望台付近から
大山寺入口までと県道45号線の舛水高原~奥大山御机間は大山環状道路を走っています。
交差点毎にツール・ド・大山の道路標示ペイントがあって迷う筈はないんですが、
てっきり大山環状道路を走るものだと思い込んで後になって気づいた次第です^^;
大山一周コース |
ツール・ド・大山と比べるとコース左上と下のルートが微妙に違うでしょ^^;
鬼女台 |
キャンプ場を後にして先ずは昨日と同様、蒜山・大山スカイラインを鬼女台に向けて走り
本日の大山の見晴らしをチェックします。
鬼女台 大山南壁と烏ヶ山 |
r114蒜山・大山スカイラインの終点鏡ヶ成まで走り、そこからツール・ド・大山と同じく反時計
周りで大山環状道路r45に入り東大山側の地蔵峠を目指します。
一向ヶ平展望駐車場 大山東壁の山頂がチョコっとだけ顔を出します |
鏡ヶ成交差点から暫くr45を走るとツール・ド・大山のコース最高標高地点となる標高997m
地点を通過、そこから強烈な長いダウンヒルが続きます。
新小屋峠を越え東大山大橋を渡り再び尾根上へ登ると一向ヶ平展望駐車場があります。
ここまで来ると大山の東側山頂がちょっとだけ顔を出します。
そこから直ぐ先に東大山の観光スポットである地蔵峠の展望駐車場があります。
地蔵峠展望駐車場 |
r44の交わる手前にありました。ここにある二階建ての木製展望台からの東大山の眺めは
素晴らしかったです。
地蔵峠 展望駐車場 |
地蔵峠展望台からの眺望 |
地蔵峠展望台 大山東壁がハッキリと見えます。 |
地蔵峠の三叉路r45をr44へ進路変更して国道9号線に向けて峠をどんどん下って行きます。
暫くすると鳥取県の景勝地である船上山を示す道路標識が出てきました。
ツール・ド・大山では交差点毎にこんな↓道路標示ペイントを設けてくれてあるので
迷わなくて便利です。
r34に入ると急に道路が狭くなって緩いアップダウンの林道が続きます。
県道34林道 |
暫くすると今度は視界が一変して遠目に船上山の断崖絶壁が見えて来ます。
この間一台のバイクともスレ違うことはありませんでした^^;
クネクネとした林道を進んで船上山三叉路を左折、船上山ダムを右手に進んで行くと
船上山展望駐車場があります。
近くまで来ると荒々しい断崖が数キロに渡って連なっているのが分かります。
船上山の頂上は平坦になっているようで、そこからの断崖は柱状節理による高さ100m以上
の崖になっており天然の城塞をなしていました。間近で見ると凄い迫力です。
船上山 屏風岩 |
そこからr34を暫く走るとr30に突き当たり左折します。
そこからは一気に視界が開けて大山を真北から望む広大な空間が目の前に飛び込んできます。
県道30号線 |
いました。それから一息坂峠を越えると北大山がどんどん近くなってきます。
香取展望駐車場 大山北壁 |
大山ホワイトパレス ゲレンデから見た大山北壁 |
最近は「山ガール」の流行語と共に中高年の登山人気が年々高まっている感じで、
こんな所にもモンベル店がありました。
当日も沢山の登山客で賑わっていましたね。
モンベル大山 |
お店の横を流れる河原 大山寺橋 |
ここでr30~r24~r158へと大山環状道路を繋ぎます。
r158で舛水高原まで走って、そこからr45に入ります。
舛水高原から見る西大山は南壁や北壁などに見られる溶岩ドームが崩れた
荒々しいアルペン的な険しい表情とは対照的に、比較的なだらかで火山の面影を残す
やさしい山容でした。
もう少し下がって大山放牧場まで行けば伯耆富士と呼ばれている富士山の形に似た
大山が見れるようです。
舛水高原 大山西側の山容 |
この区間は西日本屈指といわれるブナの原生林が張り出した自然のトンネルになっています。
一ノ沢 |
一ノ沢 |
二ノ沢 |
三ノ沢は通り過ぎてしまった為、写真は無しです。
大山の山頂から裾野まで続く3つの大きな沢が大山環状道路を横切っています。
大規模な崩落によってできた南壁のシンボルといえる沢ですが、大量の土砂が流下する様は、
まさに大山を流れる三本の巨大な沢になっていました。
今尚大山は崩落を続けて、その山容は刻々と変化しているのでしょうね。
ご覧の通り砂防工事も進んでいて南壁から崩れてきた岩がゴロゴロとしていました。
この大自然が創り出す壮大な風景に思わず息を飲んでしまいました。
鍵掛峠 大山南壁 |
ブナの原生林を抜けると南大山の絶景ポイントである鍵掛峠を走ります。
手前にはブナ樹林の絨毯が広がり、そこから壁のように切り立った荒々しいアルペン的な
山襞を創り出す南壁とのコントラストは見る者を全てを圧倒します。
中国地方最高峰の名に恥じない雄姿をみせてくれました。
この後、奥大山の御机を通って大山一周地点の鏡ヶ成に戻って来ました。
奥大山 |
鏡ヶ成から再び蒜山高原に続く蒜山大山スカイラインに入って本日の大山一周のスタート
地点である鬼女台に到着しました。
鬼女台 大山一周達成 |
鬼女台 |
今回は大山環状道路を周回する形でツール・ド・大山のサイクリングコースから少し外れた
形となりましたが、他にも周囲の大山広域農道や大山道路と呼ばれる県道24号、県道52号
などどれも大山を眺望できる絶景ポイントが沢山あるので、今度はその辺りも走って見たい
と思っています。
今回大山を一周を終えての感想は、こんな信州を思わせるような雄大な景色が
中国地方にもあるなんて思ってもいませんでした。
ビーナスラインには敵わないと思いますが、この山岳コースのパノラマも決して引けをとって
いないと思います。
是非、四季折々の大山の姿を見てみたいものですね。
さてお山とワインディングロードでお腹も一杯になったことなので帰りは日本海側を
走ることにします。
詳細は後日につづく・・・ってまだ完結しないの?
筆不精な者でスイマセン^^;
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